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世界と戦う企業

2つの新エネルギーの社会実装に向けて、前に進んでいく実感

住友商事株式会社

米州住友商事グループ
米州エネルギーイノベーション・イニシアチブ
畑谷 明歩さん

企業情報

挑戦の原点:リスクマネジメントから営業へ

入社直後はメディア生活関連総括部でリスクマネジメントを担当し、食料事業やバイオマス燃料のトレーディングに携わりました。
営業の仕事をサポートしていくうちに「自分でも案件をつくり出してみたい」という思いが膨らみ、年々需要が高まりお客様獲得に向けた過渡期であったバイオマス分野への異動を希望しました。
異動後は、木質ペレットを海外などから輸入し、日本の大手電力会社に販売する業務に携わりました。私が異動したときはまさに10年単位の長期契約交渉のタイミングだったので、サプライヤーとお客様との間に立ち、価格や取引条件の交渉を担当しました。
重要なタイミングに関わることになりましたが、リスクマネジメント時代の上司から「主体的に仕事に取り組む」姿勢を教わっていたので、常にお客様が求めていることを先回りして対応することで、信頼関係をつくることができたと思います。
ほかにも、出資先の海外のペレット製造工場の事業運営として、オペレーションや業績の管理にも携わることができました。

米国での新エネルギー事業開発で未来を拓く

現在は米州エネルギーイノベーション・イニシアチブ(EII)に所属し、ニューヨークを拠点にバイオマスエネルギーと核融合エネルギーの事業開発に取り組んでいます。EIIは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた次世代事業創出をテーマとした新たな営業組織です。日本にいたときから海外への出張や海外の方と働く機会はたくさんあり、「いつか海外に行きたい」という思いはあったので、希望が叶った形です。

バイオマスの領域では、持続可能な航空燃料であるSAF(Sustainable Aviation Fuel)の事業開発に取り組んでいます。新しい産業になるため、まだ一部の製造技術を除き商業化されていないのが現状ですが、2030年までの製造工場立ち上げを目指し、技術やコスト、供給網の観点から投資先を検討中です。

核融合では、放射性廃棄物を出さない技術を開発しているTAE Technologiesに出資し、日本企業との連携を通じて商業化を支援。住友商事の広範な事業基盤を活かし、発電所建設に向けたサプライチェーン構築など、多面的な支援を進めており、成功すれば世の中を変える画期的な技術となります。

正解のない挑戦と、今後の展望

現在担当している業務は、先が長いことは間違いありませんが、社会に大きなイノベーションを起こす可能性があり、世界的な注目度も高いビジネスです。それだけに日々新しい情報が入り、1歩ずつ前に進んでいる実感もありますので、モチベーションにもつながっています。正解のないビジネスをつくり上げる難しさを実感する一方で、確立されていない分野だからこそ若手のアイデアも採用されやすいところがあります。日々の打ち合わせでも、自分の意見が受け入れられる場面が多々あり、そういったところもやりがいにつながっています。

今後の目標については、現在、検討開発中の新規案件が複数ありますが、私がアメリカに駐在している数年の間にどれか一つでも案件を投資実行段階に進めたいと思っています。あとは、担当案件のチームリーダーになることも目標です。部下を巻き込みながら先頭に立ち、ミッションの達成を目指していきたいです。私が現在関わっている事業のなかで投資を実現し、その投資先の事業会社の経営に携わることができたら、最高のストーリーです。

会社データ

  • 社名:住友商事株式会社
  • 本社:〒100-8601 東京都千代田区大手町二丁目3番2号大手町プレイス イーストタワー

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