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世界と戦う企業
私は、建設機械が大好きです。とてもわかりやすい存在じゃないですか。自分たちが販売した機械が活躍している姿を身近に見ることができて、街を作り、道路を拓き、社会に貢献している手応えをダイレクトに感じられる。子どもの頃から好きで、現在の建設機械事業本部も入社時の第一希望の事業部でした。
これまでサウジアラビアや中国の販売の第一線で濃密な経験を積んできました。砂漠の街で、中国の山奥で、自分たちが販売し、アフターサポートを提供する巨大なショベルカーやブルドーザーが動く様を何度も目の当たりにし、その度に腹の底から湧き上がるようなやりがいを感じました。よい建設機械を供給すれば、よい工事が可能になり、よい建築物が完成し、それがよりよい社会づくりにつながっていく。私はいつもこんな想いを抱いて、日々の仕事に取り組んでいます。
中国・湖北省の販売代理店に赴任した時のこと。その会社は販売不振で離職者が続出し、その立て直しが私のミッションでした。中国人の社長はまだ若く、私と同年代。社員全員が同じ価値観を持てるように経営理念をつくるなど、二人三脚で改革を進めました。 建設機械の営業では、販売ばかりでなく、その後のアフターサポートが重要となります。その接点となるのはすべて「人」です。 社員たちと粘り強く会話を重ねていくうちに雰囲気が変わり、やがて業績も上向くようになりました。社員の家族とも顔見知りのようなアットホームな会社でした。彼らの生活を守っていくことも私の重要な使命。人の大切さと、人と一緒に歩んでいく醍醐味を肌で感じることができた経験でした。
四川省の山奥まで、片道30時間かけて赴いたこともあります。販売した建設機械の調査・点検が目的でした。道なき道を行き、ようやくたどり着いた現場で、自分たちが販売した建設機械が新しい道を切り拓いている様子を見た時は感無量でしたね。現場で働く人たちは喜怒哀楽が豊か。満面の笑顔で点検に来た私たちを迎えてくれました。
現在は、日本で中東の販売サポートなどに携わっています。また、中古建設機械のオンラインマーケットプレイスなど、新しいビジネスの創出にもチャレンジしています。世界に目を向けると、建設機械が活躍するフィールドはどこまでも広く、社会への貢献度も大きい。これからも自分の大好きな建設機械を、もっと多くの国の人びとに届け、信頼されるサービスを実現していきます。