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世界と戦う企業
私は学生時代、バックパッカーとしてタイやベトナムに行き、貧しい暮らしを送らざるを得ない人を多く目にしてきました。
そして「新興国の人々の豊かな生活の実現につながる仕事がしたい」という考えが就職活動の軸となり、ASEAN10カ国全てに拠点を構え、新興国でのビジネスに注力している三井住友海上に入社を決めました。
2016年、海外派遣研修制度(MSBU)に合格して、インドでの海外研修をスタートした時のこと。現地に進出する日本企業に損害保険の手配を含めたリスクマネジメントを提案する日々のなかで、私が担当していた企業で火災事故が発生。罹災した工場が再開するまでの期間、従業員の大半が一時的な解雇や給与の減額を余儀なくされました。
そして当時のインドでは今よりも失業保険の制度が整備されておらず、従業員への補償はほぼ何もありませんでした。そうした現実を目の当たりにしたとき、損害保険は現地の雇用の維持や、多くの人々の生活を守るセーフティネットになり得ることを実感。お客さまを「会社」として見るだけでなく、その会社で働く人たちの人生を想像し、真に必要なリスクマネジメントを提供することこそ損害保険会社の使命であると認識しました。
帰国後の現在は、家電製品から金融、ゲームや音楽まで幅広く手掛ける世界トップクラスのグローバル企業を担当し、グループ全体のリスク管理や、海外進出の際に必要な保険を含むリスクマネジメント態勢の構築を検討しています。大きなやりがいを感じるとともに、欧米の世界有数の保険会社やブローカーと仕事をする中で、英語力を含めた自身のスキルが上がっていることを実感しています。
新たなマーケットを開拓するために新興国に進出しているグローバル企業の社員は、とにかくアグレッシブでタフな人が多いと感じます。そんな彼らに刺激を受け、私も仕事のあとに語学や資格の勉強に励み、自分自身を磨いています。「保険を通じて、新興国の人々の生活を豊かにする」という想いが入社前よりもいっそう強くなっている今、欧米の大手保険会社と伍しながら、担当企業や新興国の課題に貢献していきたいと思います。