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女性の活躍推進企業
大学時代は工学部で工業化学を勉強、その中でも高分子について大学院で研究しました。就活当初は化学系研究職を志望していましたが、世界をもっと知りたいという思いで視野を広げ、商社に出会いました。商社は自社製品を持ちませんが、ニーズを持つ関係者を繋げて提案をする、接着剤のような役割を担うことができます。大学でアメリカンフットボール部のマネージャーとして選手・コーチ・学内関係者を繋いでいた経験と重なり、フィット感を感じました。
総合商社の中でも丸紅はいちばん親近感が湧き、社員と自然体で会話ができる感じがしていました。入社後もその印象とギャップはないです。むしろ、就活当時に考えていた以上に若手から挑戦のチャンスがあることに驚きました。私の同期も続々と海外に行っていますし、私自身も3年目でビジネストレーニーとして海外実務研修の機会を頂きました。
2019年に入社して以来、一貫して化学品第二部に所属し化学品トレードに従事しています。1~2年目はPVCと呼ばれる塩化ビニル樹脂のトレード、3年目にビジネストレーニーとして上海へ赴任し、帰国後現在に至るまでは苛性ソーダや塩ビ原料等を扱う課に所属しています。
入社前の海外経験はほとんどなく、そのことがコンプレックスでもあったのですが、3年目に上海に赴任したことが大きな転換点になりました。最初は中国語も話せず、商売の内容も分からずに面談へ同席することもありましたが、何度も客先へ通い顔を覚えてもらいました。週末は語学学校で中国語を勉強し、とにかく話してみる。直接的な表現しか分からずストレートに言いすぎて怒らせてしまったこともありますが(笑)、そういった経験を通して度胸がつきました。上海から帰国後はじめて中国に出張に行った時には、よく帰ってきたと歓迎してもらえましたし、今度は自分からお客様へ提案もでき、一歩成長できたと思いました。
丸紅の化学品部隊には、川上から川下まで世界規模で他の関連商品に関わるチームがあるので、そこから市場の情報を収集、お客様へ共有でき、納得感のある成約に繋がりやすい点が強みだと思います。私も毎日欠かさずに最新情報を集めてお客様へ共有することを意識しています。まずは日々の仕事で、お客様への情報提供やニーズに寄り添った提案を行い関係構築し、取引量を増やしたり、長期契約に繋げたりしていきたいです。長期的には、環境にやさしいグリーンな商品を世界中に供給するといった社会的に重要なミッションにも目を向けながら、佐々木がこの商売始めたんだよな、と言ってもらえるような挑戦をしてみたいと思っています。
就職活動においては、様々な業界、人を知るうちに自分の心が動くものに出会い、自分の強みや興味を新たに知る経験にもなると思います。楽しみながら将来を考える機会にするのが良いかと思います。最終的に企業を選ぶ際には「何を経験として得られるか」という視点を持ってみてください。私は海外での経験や商売の基礎を経験できると思い総合商社に入社し、大変な時にもその目的が糧となっています。