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若手人材が活躍する企業
私は2021年に新卒でマクニカに入社して以来、自動車の開発や生産に貢献することをミッションとして、お客様である日本の車載製品メーカーに対して、ドイツの仕入先メーカーが開発した半導体製品を提供しております。数々の先端技術が自動車に搭載されていますが、中でも半導体は性能を左右すると言って良いほど必要不可欠なものです。私はそれらの半導体の提案活動をはじめ、価格交渉や納期調整、在庫管理などのオペレーション業務や、市場に広く製品を展開していくためのマーケティング活動なども担当しております。
業務範囲はとても広く、限られた時間の中で全てを実行するのは大変ではありますが、圧倒的な自己成長が実現できていると感じることができます。また、当社が取り扱っている製品は最先端なものが多く、今後需要の高まりが見込まれているEV車に対して製品を提案することも少なくありません。将来人々の生活を支える「未来の車」の実現に向けて提案活動をすることは大変やりがいがありますし、それだけ社会的意義のある仕事をしていると自負しております。
マクニカでは難しいビジネスに直面することも珍しくありません。以前自動車向け電源装置メーカーのお客様を担当することになった際、お客様が開発するある装置に競合他社が提供した半導体が搭載されていることが分かりました。マクニカの取扱製品であれば、競合他社の半導体の半分の数で同じ機能を実現できるため、省スペース化ソリューションとして提案活動を開始しましたが、私が提案している製品を採用するためにはお客様側に半年間にも及ぶ設計変更が必要となり、当初採用を前向きにご検討いただけませんでした。設計変更というのは膨大なリソースを要するため、よほどのメリットが無い限りは実施することはありません。しかし私は、仕入先メーカーと交渉することで競合他社よりも圧倒的に安い単価で製品を提案し、コストメリットを訴求しました。当時、コロナ禍で製品単価が軒並み上がっており、お客様が苦しい状況に追い込まれている中での提案だったため、非常に魅力に感じていただくことができました。
また、コロナ禍で製品を仕入れることが困難だった中、半導体の数が半分になることによる調達リスクの軽減も同時に訴求していき、最終的には弊社の製品を採用いただくことになりました。難しいビジネスではありましたが、その分大変やりがいがありましたし、案件も数億円の売上につながるものであったため、業績面でも会社に貢献できたことに、私自身非常に満足しております。
マクニカには若手社員にも大きな仕事を任せる「権限移譲」という文化が根付いています。前述した幅広い業務やビジネス規模の大きい案件についても、若手社員に「任せて」もらうことができます。当然、難易度の高い仕事を任されておりますので、苦しいこともたくさんありますが、チャレンジを重ねることで飛躍的に日々成長することができていると感じています。入社する前、私がマクニカに惹かれた点は「人」でした。とにかくお会いした方々全員がポジティブで、自信に満ち溢れており、「自分もこのような社員になりたい!」と目を輝かせて入社を決めたのを鮮明に覚えております。私もまだまだ成長途中ですが、様々な仕事を経験する中で、当時自分が思い描いていた理想像に少しずつ近づけているのではと感じています。この仕事は「熱量」が非常に重要です。目的を達成するためには効率も重要ですが、活動量もやはり大切であり、その活動を維持するモチベーションは仕事に対する「熱量」がどれだけあるかだと思います。今後も結果にこだわり、「熱量」をもって仕事に取り組むことで、自分が理想としていたビジネスマンを体現していきます。