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若手人材が活躍する企業
当社は六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどを手掛ける都市開発の総合ディベロッパーとして知られていますが、建物が完成したら終わりではなく、「街を育む」ことも重要視しています。私の所属する部署は、オフィスビルにご入居されているテナントの皆さまをサポートするのが主な業務になります。具体的には、お客さまの要望や困りごとをきめ細かくヒアリングし、内装工事チームやビル管理チームといった他部門と連携しながらそれらを解決していきます。また、街で実施するイベント等でのコラボレーションを提案させていただくこともあり、業務内容は多岐にわたります。
この仕事を進める上で大事にしているのが、お客さまと良好な関係を築くためのコミュニケーションです。コロナ禍ということもあり、しばらくはお客さまとリモートで対話する状態が続いたのですが、最近になって対面でお話しする機会が増え、ようやく理想的なコミュニケーションが取れるようになりました。というのも、ちょっとした雑談の中にも重要な情報が埋まっていることが多く、リモートではその部分が省略されがちだからです。訪問の頻度はケースバイケースですが、できる限り直接顔を合わせてお話しする機会をつくっています。
コロナ禍を経て、オフィスの概念は大きく変わってきています。かつては「単なる働く場所」という認識だったのが、今では社員同士の関係構築や、社内外のコラボレーションを活性化する場として活用しようという動きも見られます。ですから、私たちからも、オフィススペースのみならず、ヒルズという街全体を働く環境として活用していただけるようなアイデアを提案することが多くなりました。提案力を上げるためには、お客さまの業務内容はもちろんのこと、経営理念、将来へのビジョンなどを深く理解しなければいけません。そのためにも情報収集にはかなり力を入れています。「働き方」に正解はないので、答えのない問いを考えることも多いのですが、社内には街づくりの様々なフェーズでの経験やノウハウ、知識豊富な先輩が多くいらっしゃり、困ったときは親身になって相談に乗ってくださるので、周りの力も借りながら提案内容を考えています。そうして練り上げたオフィスの活用案を提案し、共感いただけたときには大きな達成感が得られますね。
この仕事の醍醐味は、コミュニケーションを頑張れば頑張るほどお客様との関係が深くなるところだと思います。現部署に異動してから2年が経ち、仕事の要領はある程度つかめてきましたが、知らないこともまだ多く、「お客様から学ばせていただく」という姿勢を日頃から心がけています。だからといって、自ら情報収集し、学び続けることに手を抜くことはありません。
お客さまには、森ビルの街のコンセプトに共感し、ご入居いただいている方が多く、また、街を育む過程に携わることに興味や魅力を感じてくださっている方もいらっしゃいます。例えば虎ノ門ヒルズエリアのお客さまとは、ときには貸主・借主という関係を超え、虎ノ門ヒルズを世界中の人が集まり、新しいものを創造していく「グローバルビジネスセンター」として成長させるには何ができるのかという、心躍るお話しをさせていただくことがあります。
このようなクリエイティブな面を含め、「森ビルのオフィスに入居して良かった」と思っていただける環境やサービスをご提供し、ビジネスの拡大や成長をサポートするのが私たちの役目であり、そのためにはやはりきめ細かで密なコミュニケーションは欠かせません。ひとつひとつは目立たないことかもしれませんが、その毎日の積み重ねが、お客さまからの森ビルへの評価に繋がっているという実感があります。
森ビルのオフィスには多岐にわたる業種のテナント様がいらっしゃいますが、日々のお客さまとの関わりから刺激を受けることができます。様々なことに興味があり、人と関わるのが好きな人であれば、きっとその力を存分に発揮できると思います。