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若手人材が活躍する企業
大学院で専攻していた都市デザインなど、学んでいたことを活かせる業界を探していた就活生時代。森ビルに入社する決め手となったのは「社員の、都市について真剣に考える姿勢」でした。森ビルのインターンに参加した際、配属された部署でその姿勢を間近に感じ、わくわくしたことを覚えています。 入社1年目に配属されたのは、都市政策企画室でした。東京都や官公庁に対して、「未来の東京や都市、建築はこうあるべき」を提案する政策提言を行うことが主な役割です。チームで都市について議論した内容が、東京都のグランドデザインに反映されることもあり、やりがいのある仕事でした。
都市政策企画室では、時代によって求められる都市像は違うことから、法制度も柔軟に変わっていくべき、という考えのもと、業界団体と連携したり、時には森ビル単体で各省庁に規制改革の提案を行ったりするなど、東京という街がより良くなるための制度、政策について真剣に議論しました。建築基準法の改正など、私たちの提案が都市づくりの政策検討に影響を与えたものもあります。未来の都市の姿を思い浮かべながら、その実現に向けたレールづくりを自分たちで行うことは非常に充実感がありました。
森ビルには、実務経験の浅い若手社員の意見も汲み取ってくれるなど、良い提案を出せばキャリアに関係なく聞き入れてくれる自由な風土があります。部員同士で東京を良くするためのアイデアを出し合い、若手ながら真剣に議論しました。都市とはどうあるべきか、視野を広げ俯瞰しながら考えることの重要性を学ぶことができ、とても充実した日々でした。
入社3年目からは「開発事業部」に移り、現在は「虎ノ門ヒルズエリア」や「虎ノ門・麻布台プロジェクト」に匹敵する大規模再開発事業である「六本木5丁目プロジェクト」を担当しています。未来に向けたプロジェクトの内容を地元の方たちと一緒に考え、プランニングしていく仕事で、説明会や日頃のコミュニケーションなどを通じて地元の方の意見に耳を傾け、取り入れながら長い時間をかけてプロジェクト全体の計画を作っています。
事業主体となる準備組合の運営をはじめ、地元の方との折衝など、仕事は以前と比べて現場的な立ち位置になりました。そうした立場で街づくりを進めていくことは、将来完成した街に住む人の人生に関わる責任の重さがあります。地元の方のいろいろな想いや事情、生活背景に考えを巡らせながら、一つひとつの事柄に真剣かつ丁寧に向き合っていくことが求められます。
開発事業部での仕事を通じて、街とは、関わってきた人たちの人生や積み重ねてきた多くの想いが詰め込まれたものであり、それらと正面から向き合いながら創っていくものだと実感しています。だからこそ、時間がかかっても一人ひとりの想いを丁寧に汲み取りながら、できるかぎり反映されるよう真摯に努力していく。それが、森ビルとしての私たちの存在意義にもつながるのかな、と思います。
「六本木5丁目プロジェクト」は何年も前から計画され、前担当者が地元の方や専門家などと話し合いを重ね、つないできてくれたからこそ進めることができている街づくりです。携わってきた人たちの想いやプロセスに感謝しながら、未来を拓く街開きができるよう進めていきたいと思います。そのために、じっくりと時間をかけて、確固たるビジョンに向かって妥協なく進んでいく。都市について真剣に考え、議論し合い、理想とする街の姿にこだわり続けていくのが森ビルならではのすごさだと感じています。