杉村館長・内定者と語る!就活QA座談会
就活に漠然とした不安を抱いている…。
私の準備、これで合っている?ギモンを誰にも相談できない…。
そんな悩みを抱える学生の声を多く受け、我究館6代目館長である杉村氏(以降 杉村館長)とこれから就職をめざす学生、さらには内定者も加わった座談会を実施しました。(2024年9月実施)
学生の悩みに内定者の立場から回答!就活や就活準備に関する行動の本質を探ります!
座談会参加者
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- 杉村 貴子 氏
- 絶対内定シリーズ共著者
我究館館長
株式会社ジャパンビジネスラボ 代表取締役社長。国家資格キャリアコンサルタント。
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- Hさん
- 内定者
首都圏国立大 文系
内定先:大手インフラ
体育会強豪運動部に所属し、マネージャーを務める。
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- Aさん
- 内定者
首都圏私立大 文系
内定先:海運、コンサル
ゼミの活動に尽力、ビジネスコンテストで副代表を務める。
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- Rさん
- 首都圏国立大
3年生 文系
志望:コンサル業界、パイロット職、マーケティング職
アントレプレナーシップを研究し、企業プログラムに参加活動中。
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- Sさん
- 首都圏私立大
3年生 文系
志望業界:商社
大学4年間野球部所属。部活引退後、休学して留学。現地では就活イベントの運営や野球イベントでの活動に従事。
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- Мさん
- 首都圏国立大
3年生 文系
志望業界:金融、商社、デベロッパー
中学1年生よりバドミントンを続ける。紙が多い教育現場のDX化の推進を研究中。
就活のスケジュールを掴む!
- Q-1≪どんなスケジュールで就活をしましたか?≫
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(所属していた)体育会運動部は寮生活をするような忙しい部活で、就活に時間はあまりとれなくて。3年生の9月がちょうど代替わりになるので、引継ぎなどでそこからかなり忙しくて11月くらいに就活を始めました。
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まずは何をしたらいいか分からなかったので、絶対内定の本を読んで、自己分析をまず始めて。
それと並行して、すでに本選考を実施しているベンチャー企業(ベンチャーは全く興味なかった)を受けて、自分が今どのレベルにいるかを知って経験を積みました。
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12月は部活動優先だったため、部活動のオフ日程のインターンシップに応募して、ありがたいことに選考を通過したので、12月、1月はインターンシップに参加しました。それと並行して、企業説明会に参加して業界分析・企業分析をして、1月に入ったらOBOG訪問をたくさん詰めていました。
部活動のオフの日に、OBOG訪問4件入れたり、結構ハードな感じでやって、企業分析を2月中旬くらいまでに完了させて、そこからはESラッシュが始まるので締切に追われる感じで流れに身をゆだねて頑張っていました!
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部活をやりながらの就活はかなりしんどくないですか?
時間を有効に使うとか、自分なりに何か気を付けたことってありますか?
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そうですね。だらだらやるのは両方(部活・就活)にとって良くないのかなと思っていました。
ありがたいことに、部活動の先輩方との繋がりがかなりあったので、先輩の過去の例、良かった点や悪かった点の改善点などを聞いて、それらを自分に落とし込むなどして、いかに効率よくするかを考えてやっていました。
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なるほど。
先輩たちにアドバイスを聞いて、実践していたんですね。
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うん、最初はそんな感じで、だんだんと自分なりの道(方法や方向)を見つけていった感じですね。
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3年生の5月くらいから、サマーインターンシップエントリーが始まると思うんですが、僕は、そこで複数エントリーして、いろんな業界を受けてみました。
秋も同じようなことを繰り返しつつ、だんだんこのあたりかなと業界、企業を絞っていき、12月・1月くらいにがっつりOBOG訪問をしました。そのあたりでコンサルなど割と早期に結果を出す企業から内定(内々定)をいただいて、そのあと日系企業が4、5月くらいに選考があって、そこから内定をもらったので就活を終了しました。
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はじめから海運業界を見ていたんですか?
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そうですね。僕、趣味が釣りっていうのもあって。最初から(海運業界は)エントリーしてインターンもコンスタントに参加して、それが面接で評価された点もあったと思います。
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- Q-2≪去年に戻ってやり直せるなら、どんな就活をする?≫
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僕たちのこの時期って、多分秋冬のインターンシップの準備をしている時期なんですが、もし自身が1年前のこの時期(10月頭頃)に戻れるなら、まず何をしますか?
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私は、去年の今の時期はまだ就活始めてなかったけど、(部活ある時期なので、やはり)多分まだ始めてないと思います。
就活を始めたら始めたで、多分どっちつかずになってしまうと思って。それは個人的にとても嫌ですし、部活をきちんとやり切って、胸を張って部活をやっているとガクチカで言い切るためにも部活をやり切りたいなというのが前提としてあります。
ちょっと時期がずれて11月初旬で考えたら、結構行き当たりばったりで計画を立てずに行動していたので、もうちょっと最初に就活全体のスケジュールで後ろから逆算して計画立てればよかったなとは思いますね。
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全体像を知ったうえで行動しておけば、もっと楽だったとかそういう感じですか?
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そうですね。
それこそ冬インターンとか、全然準備せずに(ESなど)出していたので、もうちょっと準備してもよかったのかなと思います。
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僕も一緒の部分があるんですけど、この時期ちょうど研究に注力していたのでそこはやっぱり自分がESとかを書く上でも、きちんとやり切らなきゃなと思っていました。
強いて、後悔があるとするなら、最初から一切見向きもしなかった広告業界にも、応募してみたらよかったかな。ESとか大変ですけど、(このタイミングは)「広げる」という意味では最後の機会かなと思うので、そこはやってみれば良かったのかなと。今、思い返してみると感じますね。
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ESは出すだけ無料ですからね。
大学受験だと何万円もかかるのに、無料だから、人生1回だし(ES)出すのはありですよね。
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- Q-3≪部活やゼミ研究との折り合いってどうつける?≫
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Hさんに聞きたいんですが、部活動をしっかりやると就活への焦りも感じるんじゃないかなと思ってて、自分が部活動をやっている時に同じ代の子たちから就活の話題が出るわけじゃないですか。そういった焦りはなかったですか?
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結構みんな同じ感じでした。私たちの代はコロナ禍で部員が少ないこともあり、9月までみんな忙しかったので、私と同じくらい、もっと遅いタイミングで就活を始めた人もいたので、(部活動の同世代の人と比較して)焦ることはあまりなかったです。
ゼミとかでは、就活やっていると聞くことはありました。でも多分、私とガクチカのタイプも違うし、私としてはガクチカにする部活動を「今」やっているからこそ、のちのち語れることが多くなるなと思って。
「部活動をやることが就活」という感覚があるから、あまり焦りとかはなかったかな。
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でも、でもですよ!
11月って部活動やってない人からすると遅いじゃないですか。
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そうだと思います。
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自分自身も実習とか、高校のバドミントン部に戻って外部の大学生講師として指導しているんですけど、指導もやりたい、実習もやりたい、でも就活もやりたいと焦りが生まれてきていて、メンタルはどう保っていましたか?
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えーなんだろう…。基本的になんとかなるさ精神なので…。
あまりメンタルが落ちることはなかったんですけど、逆に短期集中にしたからこそ、「今は就活を頑張らなきゃいけない」って思えて、ほかにブレることはなかったかな。
この時期(10月頃)に始めていたらちょっと間延びして、「部活もうちょっと頑張れたんじゃないかな」とか思っちゃう気がしていたので、逆に分けてしまったことによって今頑張ることに集中して取り組めたのでメンタルはそんなに気にならなかったですね。
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短期集中できたんですね。
これから一気にやるぞって、就活をやり遂げたわけですね。
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はい、私はそういうタイプですね。
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Hさんに関しては、もう部活自体が就活になるからとしっかりと理解していたから、焦ってなかったんですね。
短期集中の就活をされる方には、なるほどという考えですね。ではAさんにも就活と学生生活のバランス、どうされていたのか聞いてみましょう。
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僕は、就活を結構がっつりやっていたので、基本ゼミと大学の授業以外は、ほぼ就活のことを考えていたかな。僕は企業のいろんなことを調べたりするのが結構楽しくて、普段から経済ニュースアプリを読み漁るタイプでした。ただ、そこにあまり自分の感情を入れすぎずに取り組んでいたので、1つ落ちても、「ここ落ちたか~じゃあ次行こ」という感じのノリでモチベーションを保てていたと思います。
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- Q-4≪業界を広げると情報収集が大変そう。どう社風を見ていましたか?≫
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企業に興味を持ってから、社風を知るのって結構後の段階だと思うんですが、そこに至るまでにOBOG訪問で社風を一人ずつ聞いていくのはすごい膨大な数だと思うんですね。
その前段階として、社風を知りたいってなるまでにどんなステップを踏んでいるんですか。業界からスタートして、どんなステップを踏んで社風を理解したいって思うようになったんですか。
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私の場合、興味がない企業は、話は聞くけどやっぱり違うなと思ったものは省いていたら、だいたい業界は何業界かに絞れました。
その中でも大企業に入社したかったので、多くても30社程度になりました。
ただ、「とりあえず」で見に行こうかなと思って参加した説明会や座談会でもなんとなく社風ってわかるんですよね。だから最終的に社風を知りたいとなる、というよりは、同時にいろんな情報を見ていくスタイルだったかなと思います。
とはいえ、業務内容が面白いから、すぐに社風を知りたいなという気持ちにもなることもありますね。
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僕はまず広告は見ていなかったのではじきました。
それで、ITや自動車、海運など見ていて、業界1位、2位とかを見ていたので、それら企業のインターンシップや説明会に参加して、いいなと思った企業をOBOG訪問しました。
OBOG訪問を経て、「こっちの方が好きかも」「こっちちょっと嫌かも」といった感覚がだんだんと生まれてきて、そのまま本選考に参加して複数内定を持ちつつ、懇親会に参加して「ここの社風があっているかな」と選んだ感じでした。
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直感で多分、「あ、ここだ」ってなるとことがあると思います。
結構直感大事です。
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今のこの時期にもう1度見る業界を広げようとしたんです。全然興味がないところも。
そうすると、やることがいっぱいあって混乱していたんですけど、ぱっと見だったり面白そうだなと思ったところに興味をもっていいということですよね。
そう考えてみるとすごいシンプルだなって思えました。
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業界、企業の絞り込み方
- Q-1≪本選考を受ける企業って、絞り込んだ?≫
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業界・企業を絞っていくと思うんですけど、最後、本選考を受けた企業はどういう理由で絞りましたか?
夏って結構幅広く見るイメージがあって、だんだん狭めていくイメージがあるんですけど、ご自身の感覚でいいんですが、どういう基準で絞っていったかというのを聞きたいです。
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私は秋からの活動だったので、そこまで幅広くはないと思いますが、デベロッパーはもともと業界自体に興味があって。
自分としては大企業に就職したかったので、有名なデベロッパーは一通り出したかな。あとは個別でインターンとか座談会とか、個人的に興味がある企業に数社出した感じなので、余り絞ってはいないかもしれないです。
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僕は本選考のメインが3月としたら、それまでに早期のものとか手持ちの企業の中で、行けそうかなと思うものがだんだん出てくると思うので、例えば第3志望群の企業から内定が出たら、もう第3志望群の企業は出さないようにして、第2、第1とか挑戦企業とか、業界3位の企業から内定が出たら業界1位2位の企業を出していくというふうに活動していました。
あとは絞ったというよりは、自然と絞られてくるんで、直感的にも。
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もう1つだけいいですか。
業界っていっぱいありますが、どういうな流れで海運に絞ったんですか?
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海運に関しては僕の中では特別というか、直感的な憧れやここかなという感覚があってコンスタントに受けてたかな。
どういうふうに絞っていたのかでいうと、
ITに関しては、ゼミの研究をきっかけにおもしろいなと思ったことがあった。
受かりやすい業界とか、そういうので絞って受けるというのは聞いて、実際僕の友達はそれで内定をもらっていたので、もしかしたらそういうのもあるのかもしれない。
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- Q-2≪魅力的な社会人ばかりで、絞れない!?≫
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デベロッパーとか鉄道系はなんで興味をもったんですか?どこに魅力を感じたんですか?
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鉄道は全く興味が出ないだろうと思って、可能性をつぶすためにインターンシップに参加しました。
絶対ないから、その確認のために行くことにして、たまたま部活動のオフとも重なった日程のものがあったから参加したらすごく惹かれました。デベロッパー自体は、憧れの部活動の先輩が多く就職していたから、そんな先輩が選ぶ業界はきっと素敵な業界なんだろうという、最初はものすごくふわっといいな~と思っていました。
文系なのに、最初から最後まで携われるところが魅力的だなと思って。例えば、他にメーカーもちらっと受けたんですが、やっぱり営業しか携われないイメージがあって。ずっと営業だけってなると私には向いてないかなと、なんとなくですが思っていたので。
デベロッパーのそういうお仕事のスタイルと、街をつくるとかすごく大規模なことに携われるってすごい素敵だなって思ったので見ていました。
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そうなんですね。
僕もデベロッパーを今見ていて。大学1年生の頃に初めて対面で社会人訪問した人がデベロッパーの方でした。
その話を聞いてとても面白くて。ただ僕に欠点があって、社会人の話を聞くのが面白くて、面白いからこそどんな人の話を聞いても「あ、魅力的だな」って絞るどころかどんどん広がっちゃうんですよね。
そういうのってどう絞るといいのかなと思って、相手が話うまいのもあるかもしれないけど魅力的だなってなりませんか?
会っていくうちに、自分と違うな~みたいなことって感じてきますか?
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そこはある意味、社風かなと思いますね。
僕は海運だと内定をもらった企業しか受けなかったので。OBOG訪問これからもっとたくさんしていくと思いますけど、ちょっとでもその会社が違うなと思う瞬間が来ると思うんです。
その直感は結構大切だと思うので、まだまだ先だと思いますけど、内定者懇親会とか会社によって様々なので、社風って言うのはその判断をする評価軸になるかなと思います。
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一度会ってみて感じる部分、そこが社風みたいなことですかね。社会人訪問もっと頑張ります。
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OBOG訪問だけじゃなくて、座談会とかで社員さんだけで盛り上がってる時間とかあって、そういうノリとかの感じも合う合わないがあると思うので、OBOG訪問だけじゃなくてちょっと気になったらいろんなものに出てみると分かりやすいかなと思います。
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実際にインターンに行ってみるのもありですよね。
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ありですね。実際私が内定をもらった企業もそうだったので。
OBOG訪問だと基本1対1じゃないですか。社員さん同士の絡みが見えるとよりわかりやすいかもと思います。
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たしかに。OBOG訪問だと1対1で、もっといっぱい知りたいのにってなるので、頑張ります!
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そういう意味では、何をしたいもそうですが、「だれと」するかも結構重要だということですね。
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「だれと」が僕としては一番優先度が高くて、社風を大切にしていきたいのに、OBOG訪問をさぼっているという感じなのでちゃんとやります。。。
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- Q-3≪会社に入りたい欲が評価された≫
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内定した企業から、どこが評価されたと思いますか?
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なんだろうな(笑)
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企業目線でってことですよね。
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いや、自分目線でも。
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一言で言うなら、「いろんな意味で社風に合っていた」に尽きるかなと思っています。
例えばやりたいことというか、今後の展望的にもその会社でやれることもあるというところもそうですし、かっこつけて言うなら今までの生き様みたいなものが「仲間と一緒に挑戦する」ところとかがあっていたのかな。
それこそ内定者とか社員さんとか見ても、そういうタイプが多いように感じたので、諸々含めて社風にあっていたということなのかな思いますね。
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その会社すべてが自分にヒットしていた?
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全てかは分かんないですけど(笑)
私が内定をもらった会社だけでなく、就活って人と企業のマッチング、合うか合わないかに尽きると思うので、社風に合っていたというのはそういうことなのかなと思います。
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僕はまず一つは社風に合っていたというところですね。
まだ入社もしていないのにこの前も一緒にバーベキュー行ったり、おとといも、同期で家から近いところに飲みに行ったりとすごい仲良くさせていただいているので、自然と社風が合う人が集まったのかなと思いますね。あともう1つは、自分の会社に入りたい欲が行動に現れるっていうのはあるかなと思います。
面接のフィードバックとかでは、マイページのログイン回数を褒められたり、あとOBOG訪問の人数とかも。海運って陸上職と海上職があって、僕は陸上職なんですけど、航海士のイベントにも参加していたことも褒められましたね。
エントリーする時期の早さとかも言われたので、海運業界ならではかもしれないですけど、そういう行動は1つ理由としてあるのかなと思います。
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マイページのログイン回数!?
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ちょっとびっくりしましたね(笑)
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それは行動に現れるってことなんですね。
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お話を聞いていると、内定者Hさんの「一緒に挑戦する」、内定者Aさんの「共走力」という言葉に本物感を感じるよね。
それがちゃんと会社に通じる、その部分なんだろうなと思いますね。自分のやりたいことや本気度が会社に伝わって、会社のやりたいことも伝わっているこそなんだろうなと思います。
お二人ともしっかりと本物の言葉を持っているというところですね。
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エントリーシート/自己PR
- Q-1≪困ってしまうESのテーマ、どう取り組む?≫
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食品・飲料業界のマーケティング職を考えていますが、ESとは別にパワーポイント1枚で課題を提出してくださいというものがありました。
どう取り組んだらいいか頭を悩ませています。こういう課題の経験ありますか?
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僕はある飲料メーカーの本選考で出したことがあります。
気をつけるポイントは2つくらいかな。
1つはまず、必ず他の人に見てもらうこと。フリースタイルの記載だと思いますが、自分が熱中して書いていると、何を書いてるかわからない文章になる危険があるので他の人の意見をもらうのが大切かな。
もう1つは、書き終わった翌日に、必ず自分で1歩引いて読み返してみることかな。
最近、友達のES添削をするのだけど、かっこつけてか、抽象的な表現が多くなってわかりづらい、ということもあるので、そうならないように意識して取り組むのがいいと思う。
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実際にどのように手を付けるか迷っちゃうのですが、とりあえず書いてみることが大事ですか?
例えばあるビールメーカーだと「私たちは開拓人材を求めています。あなたが開拓すること、したいことはなんですか。」というような抽象的な問いを出されたことがあって。そういう時にどう手を付けたらいいのか迷ってしまいます。
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自分は(そういう問いを経験したのは)ガクチカだったので、先に要点で起承転結でプロットに分けて書き出していました。
そうするとまとめやすくなって書きやすくなるのかな。
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ある食品メーカーの営業職で、「自分のことを1枚で表現してください」みたいなフリースタイルのものがありました。そういうときってどういうものを相手が求めているのかなって想像しすぎちゃうから、どうしようってなっちゃうんだと思う。
抽象的な問いでも、自分がどんな強みを企業にアピールしたいかということから逆算して、伝える内容を組んでいく。問いから考えるよりも、この問いを利用して自分が何をアピールしたいのかを考えていけば、おのずと書かなきゃいけないことや書いたほうがいいことが見えてくるのかな、とお話を聞いていて思いました。
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- Q-2≪先輩の選考通過ESに寄せて書くのってどうでしょう?≫
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ESを書くときに見る、就活支援サイト等にある過去に通過したESの文章が、正解であるように感じてしまうんです。
僕自身の表現というか、僕はこういった方が伝わりやすいなと思うんですけど、通過者の表現に寄せてしまうんですね。結果通らなかったり、通ったこともありましたけど、そういう時に自分を保つべきなのか、形式の構造に寄せていくべきなのか、どういうふうに使い分けてましたか?
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絶対、自分のやり方で進めた方がいいです!
コピペはしていないと思うけど・・・なんとなく(読んだ人は)わかっちゃうと思います。
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それに、就活って正解があるわけじゃないので、書き方も、ガクチカ自体も。体育会だからこうとか、留学してたから通るとか全くないと思うので、自分のどこをどうアピールしたいかを考えて、それを一貫して伝えられたら、通りやすいのかなと私は解釈しています。
寄っちゃう気持ちはすごく分かりますが、逆に私は見ない!くらいのテンションの方がいいのかなって思います。自分の書き方や内容を固めてから、参考程度に確認するくらいで、最初から見すぎは良くないかな。
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僕も似たような感じですね。
基本は参考書程度に捉えて、自分なりに書いた内容を信じてESを出していいかなと思います。そんなに形式に縛られなくていいかなと思います。
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自分のことを信じて、しっかりと自己分析をすることで、自分の軸が見えてくるということですね。
寄せていくのではなく、参考にするまでにとどめておくことですね。
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もし自分のやり方で自分らしさを表現した上で落されたときは、自分はこの企業とは合わないんだなと解釈していましたか?
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僕は、たくさん業界を受けていて、就活を楽しみながらやってたところがあるので、「あ~落ちたわ~」くらいで合わないというのはなかったかな。
落ちてもいきたいなと思う企業は、選考に落ちた瞬間に「またES出したいな」のように何か感じるものがあるので、そうなったらOBOG訪問して、志望動機をブラッシュアップして次の機会に提出してみることもしました。
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- Q-3≪アピールしたいことを軸にする≫
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エントリーシートの中で「あなたの強み弱みを1個ずつおしえてください」というのがありますが、今、面接で質問されたらどのように返しますか?
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私の強みは、仲間と一緒に高い目標に向かって挑戦する挑戦心だと思っていて、弱みはその高い目標を目指す際にこだわりすぎてしまうところだと思っています。
前提として、自分が思うままの長所短所を伝えるというより、それを通して自分の何をアピールしたいのかをふまえて伝える方がいいと思って、内容を考えていました。
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アピールしたいことを盛り込んでいく?
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そうですね、そのあとに「なぜそう思うのですか?」と質問されたときに話せるエピソードの足がかりになるようなものを入れておくと良いと思います。
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僕がしゃべっていたのは調整力と、あともう1つは友達から言葉を借りたんですが、共に走る力と書いて「共走力」ですね。
ゼミで、ビジネスコンテストをチームで3か月ほど経験したことをエピソードとして話すときに、副代表としてまとめたことを伝えていました。
弱みは、コンサルとかで結構話したのは、完璧を求めて考えすぎてしまう、熟考してしまうところでしたね。
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その強み弱みを話した時、担当者はどういう反応でしたか?
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質問されて僕が答えたら、そのエピソードを聞いてくれて、少し掘った質問をされて終わる場合もありました。
「熟考するという点は、コンサルとして働く上でどう影響しそうか」とか、「それを踏まえて自分をどう改善したらいいと思うか」とか質問をされましたね。
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就活のどのタイミングあたりで自分の強み弱みを考えましたか?
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なんだろう…最初に自己分析をしたときに今までの人生を振り返ったんですよ。
そこに共通するものが私は結構分かりやすく表れていて、そこからエピソードになりそうなものを拾った感じですかね。
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それは大学生時代の話だけじゃなくて、今までずーっとってことですか?
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そうですね!
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幼少期から含めてずっと分析した結果、共通点を見つけて強み弱みになるってことなんですね。
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僕は正直、自己分析とかちゃんとやるタイプじゃないので、自分のアピールしたいポイントを踏まえて、強み弱みを考えていましたね。
ただ弱みって自分で見つけるの結構難しいじゃないですか。なので先輩にES見せてもらって、自分にも共通するものを拾っていくなどしました。
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「共走力」というのも、友達からワードをもらったというお話でしたが、そういうところも友達と一緒に就活をするメリットなのかなと聞いていて思いました。
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友達のESを見ていて、この日本語うまいなとか、ありましたね。
僕だと「チームに差が生まれていた」というところを友人が「チーム間の乖離」と書いていたのですが、こういうのは、友人の表現を自分のESに盛り込みました。
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- Q-4≪具体的な情報をどこまで書くと良い?≫
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ESでどこまで書くかという悩みがあります。
400文字だったときに、1回読んで(概要を)理解できるくらいの内容を書くのか、これどういうことだろう?と引っかかる部分をあえて作るのか。
基本的に僕は一回見てもあまり理解できないような内容になっていて。ブラッシュアップしたほうがいいのか、面接でその話を詳しくできればいいと今のまま進めて良いのか疑問です。
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基本的に受かるESって、読んで一発で理解してもらえる内容かなと思います。
受かるレベルの完成度にした上で、掘り下げてほしいなというところに、気にしてもらえるワードをおいたり、曖昧にして、面接で聞いてもらうのが良いのかなと思います。
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僕も同じで、人事の方や、ESを読んで通過を決定する方達が一発で分かるものを書くというほうがいいのかなと思います。
とはいえ、コンサルとかは面接官が割とES読んでいない印象でしたね。経験の中では、コンサルやITは結構現場の方が面接することが多くて、そういった方は日々のメインの業務で忙しいと思うので、読んでないと思って(面接に臨んで)いました。
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ES通過して、実際に会ってもらうこと、会いたいと思わせることが最も大事ですね。
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- Q-5≪「具体化」と「字数制限」の両立?!≫
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体育会だと、そのスポーツを経験した人でないとイメージしにくい強みがありますよね。
そのスポーツに関わっていなければ分かりにくい表現や、専門用語があるんですけど、それを普遍的な言葉で表すとすごくシンプルに聞こえてしまうことがあるんです。
そういった言葉をどれくらいの塩梅で伝えるのか、どのように表現していたのか、そのスポーツの経験がない面接官に、自分がやってきたことがどれだけすごいことなのかを伝えるために工夫したことってありますか。
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そうですね、まず目線が揃っていないと本当の良さが分かってもらえないと思うので、その目線を最初に揃えてあげることが大切かなと思います。
私だと、ガクチカで新人勧誘について話していたんですね。部活の新歓って、重要性も頑張り方も(私が知る他のサークルとは)全然違うと思っていたので、どれだけ新歓に重きを置いているのかということを最初にしっかりと説明を入れるようにしていました。専門用語は分かりやすく砕いた表現に言い換えたほうがいいと思いますが、「すごさ」に関しては他とは違うという重要性や、その役割を、一旦目線を下げてみんなが分かるように説明することが必要かなと思います。
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あとはこういう時にOBOG訪問が効いてくると思います。
OBOG訪問も後半の方になってくると面接練習やES読んでもらう時間を少し取ってもらって、自分とは全く違うフィールドの人に伝わるかの確認をしていました。目線合わせが成功しているかどうかそこでも確認ができるかなと思います。
何よりも伝わることが大切なので、ES上では多少シンプルな表現になることも仕方ないかなと思います。
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経験したことのない人にも理解できる表現にすることが大事ということですね。
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僕は、ガクチカでビジネスコンテストのことを書いていました。
そこで取り上げた企業は、世間一般でのイメージや先入観で誤解されてしまうことが多くあったので、「前提としてお話させていただきたいんですけど…」と面接ではきちんと正しい情報を伝えて認識を合わせたりしました。そういう工夫は大事だと思います。
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ガクチカで具体的な話をする前に、(説明を)入れる?
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はい、そうですね。
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その内容って、ESにもできれば盛り込んでいくんですか?それとも面接だけ?
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ESの時は、社名を書いていたので、どう企業が理解したかわからないですけど、説明は盛り込めてなかったです。
面接では、話す上で目線合わせのテクニックとして実践していましたね。
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ESだとね、文字数に制限がありますもんね。
社会に出て働くとなった時に、自分の価値観とは全然違う方達と仕事をしていくので、そういう目線合わせは就職活動での大きなポイントになるでしょう。
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ESで軸になる話に社名が出てくると結構字数を圧迫していて、それを直すのに今結構苦労してるんですよね。
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そこは「以下、○○とする。」とか「その会社では」とか、書き換えられれば、少しは字数が圧迫されなくなるかなと思います。
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それが自分で浮かばなかったら、先輩とか同期と一緒に考えるというのもありですかね。
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そうですね。例えば、「~だからマーケティング部門を志望する。」という表現は、「マーケティング」って長いから「本部門を志望する。」とかいう言い換えもいいかもしれないですね。
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本部門。いいですね。
インターンシップとかも長いですよね…(長い文字数の言葉)いっぱい出てきてしまいますね。字数制限で使いたい単語が入らないです・・・
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そのあたり工夫したことはないですか?
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話の根幹に関わっていないけど、日本語の言い回しで削ってもいいと思うところってありますよね。
例えば、これを動詞にしたら、名詞化したら、文字数を削れるとかあると思うので、そういう所はもちろん削ってました。あとはいろんな人に見てもらって(重要度が高くない所を)削っていく、磨いていく作業がやっぱり大事かなと思います。
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そう考えると、一人で就活するっていいこともありますけど、デメリットもありますね。
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そういう部分が見つからない、見つけられないですよね一人では。
自分の中ではいいものを作っていると考えるものね。
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自分では完璧だと思って先輩に見せたら赤ペン半分くらい入って返ってくること結構ありますね(苦笑)
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OBOG訪問
- Q-1≪OBOG訪問って「必須」ではないよね?≫
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11月くらいから就活を始めたというお話でしたが、その時期って冬インターンとか本選考前で就活全体で見ると、結構大事な時期ですよね。
その中で社会人、OBOG訪問って「絶対」なものじゃないですよね。どうしてやろうと思ったんですか?
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最初はデベロッパー中心で見ていて、デベロッパーは就活の時にOBOG訪問を重視するという話を、部活動の先輩から聞いてたので、義務感というかやったほうがいいんだろうなって感じで始めました。
実際やってみると、社会人の方の話を聞くのが楽しくて。もちろん就活の一環としてやってはいるんですが、途中からはすごく楽しいから続けていました。
こんなに様々な業界の方が優しくお話聞かせてくれる機会はなかなかないので「学生の特権だな」と思いその特権を使いたくなっていました。
就活で利用するという話になると、「面接で聞かれそうなこと」を逆に社会人の今働いている先輩方に質問することで、他社比較というか、どういうことを考えているのかとか、同じ会社の中でも部署によって違うなとか、企業分析の一環として使ってました。
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なんかわかります。
僕も社会人の方のお話聞くの面白いと思います。社会人でしか経験できないこととかも聞けるんで。
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- Q-2≪興味のない企業にも行くもの?≫
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OBOG訪問って、興味のない企業にもしていましたか?
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私は、インフラの会社から内定もらって入社も決めているんですが、実はもともとインフラに興味がなかったんです。
合わないなと直感で思ってるんだったらなんで合わないのかを確認しに行くためにもやっておいて損はないのかなと思って会ってみました。
ただ、いろんな人に会って、応募しないというのは気まずいので、最初は仲良くさせてもらった部活動の先輩にちょっと話を聞くくらいの、結構軽い感じでOBOG訪問させてもらった覚えがあります。
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僕も全く同じなのと、あとは付随して言うと、僕は全く興味がない会社はたまに座談会とかをやっているので、そういったものに顔を出して話を聞いてみたりしました。
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自分自身で可能性を閉じてしまうのではなくて、可能性を消去するためにもどんどん話を聞ける人に聞いたということですね。
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- Q-3≪「社員の評価」にビビっています≫
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最近の傾向として、OBOG訪問での社員さんの評価だったり、内容が人事の方に伝わるというのをすごく聞くんですけど、それがすごくネックというか、ハードルが高く感じてしまうんです。
その企業への理解が浅かったり、勘違いしてたり、マナーがなってないような悪い評価を受けてそのまま伝わってしまうと思うと、僕は準備にかなり時間をかけてしまって、1歩目を踏み出すのがすごく遅くなってしまうんです。なにか対処法はありますか。
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まず1つはOBOG訪問する相手を若手社員に絞ることかなと思います。
やっぱり一番話しやすいと思いますし、就活を経験したばかりで新鮮な情報を得やすいと思うので、若手の方に聞くというのは結構いいのかなと思います。
あとは正直なところ経験が一番力がついていくと思うので、1回経験すればだんだんと慣れてくると思います。この発言をしたからアウトということはないので、そんなに奥手にならなくて大丈夫だよ。
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人事にどういった情報があげられているのかって、なにか思うところありますか。
こういったところに興味持っていたとか。
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うーん、友達というか同期は、OBOG訪問をした相手に一発芸をして、それが会社に伝わっていて気に入られたみたいな話はありますけど、それは特例だと思うので(笑)
評価をされるOBOG訪問もあると聞きますが、そういう噂がある会社は、お作法とかある程度気を付けたほうがいいかなとは思います。
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- Q-4≪同じ質問をぶつけてみる≫
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志望企業全部にOBOG訪問を一気にしてしまいたいなと思っていて、訪問した際に実際どういうことを聞いていたのか知りたいです。
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まず、面接とかで聞かれそうなことをあえて質問することによって、面接の参考にするのはもちろんですが、他社比較、社風を知ることとして大事かなと思います。面接で話したことが、その会社としてはお門違いなことである可能性もあるので、そういったことを事前に聞いておくというのは大事ですね。
あとは同じ質問をいろんな人にすることで、比較がしやすくなりますね。やりがいとか、志望動機とかを聞いても、全然違う答えが返ってくるので、そこで社風を見るのも大事かなと思っています。
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全く同じ質問をすれば、返答の違いで分かりますもんね。
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あとはOBOG訪問でしか聞けない事、1対1だからこそ聞ける情報があると思っています。
座談会だと1対1で話すのはすごく大変なので、あえて自分の経験を踏まえて話すことによって、OBOG訪問でしか聞けないこともあると思うので、そういうのもうまく活用したらいいのかなと思います。
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具体的に、1対1での訪問でしか聞けないことってどんなことがありますか?あまりイメージがわかなくて…。
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そうですね…例えば、
自分はこういう経験をして、これについてこう思っているんですが、御社はどういうふうに捉えていますか?とか。
なんでもいいと思うんですけど、自分のことを開示できるのって1対1の時くらいなのでそういうふうに聞くのがいいかなと思います。
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わかりました、ありがとうございます。
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僕がOBOG訪問で聞いていたことは、同じく就活の状況や就活をどう進めていたかということと、業務のイメージがしづらかったので具体的な業務についてまで聞いていました。
例えば、「営業ってどういう営業なんですか?」
営業といっても、飛び込みがあるのか、新規なのか既存のお客様なのか、そういうところまで聞いてましたね。
それが面接の際の逆質問に活かされましたね。「OBさんにこういう話を伺ったんですが…」といった感じで活かしていました。
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具体的な業務内容を聞く?
採用サイトだと、なんとなく表面的な説明じゃないですか。そうではなくて、もっと具体的に聞いていくということですか?
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そうですね、僕は性格的にそういう情報が欲しかったので。
よくネットで「価値を提供します」とか見ますが、「何が?」と思ってしまうんで、そういうところをOBOG訪問で聞いていました。
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- Q-5≪「飲み会」で社風が分かる?≫
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OBOG訪問で社風を聞くというのがあると思いますが、「どんな社風ですか」という感じで聞くんですか?
それとも取り組みとかを聞いてその中でつかんでいくものですか?
以前、社風について聞いたことがあるんですが、聞きたいことが聞けなかったなという印象があります。具体的に社風を知るためにどういう質問をしていましたか?
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私はどんな社風ですかといった曖昧なことは聞いていないですね。
質問していたこととしては、会社のこれからの展望とか、会社が大事にしていることなどを聞いていました。
社風を知るためにはそれ以外にも、その人がどういう人なのか、会話の仕方や態度などからなんとなく1時間くらい話していくとわかると思います。あまり質問で補うというよりは、社員の方から感じることのほうが実感としては多かったかなと思います。
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僕も同じ感じですね。
あとは、OBOG訪問の時にその担当の方といい雰囲気で話せていたら、僕は騒ぐタイプの飲み会があまり得意ではなかったので、飲み会ってどんな感じですか?とか全然聞いてましたね。
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私も飲み会のことを聞いたほうがいいって言うのを誰かから聞いたので、聞くようにしていましたね。
ただ飲み会のことを今から気にするのかって相手に思われるのがいやだったら、「飲み会とかに結構社風があらわれるって聞いたんですけど…」みたいなワンクッションをおいてさらっと聞くといいかなと思います。
ほんとにいろんな会社で全然違うんですよ。
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飲み会って面白いですね。
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デベロッパーだったら、「御社のどの建物が好きですか?」とか。
それを理由まで聞くと、その会社が大事にしているものが分かるし、自分が面接でどんな街や建物が好きか聞かれた時に、理由含めて話ができるのでそういう質問もありかな。
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それは、その担当の方が携わっていない部署の方相手でも聞けちゃうんですか?
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そうですね。
営業ばかりの人でも、聞いたら絶対何かしら回答はあるので、実際にそこへ足を運んで確認したりするのも結構いいですね。
これはデベロッパーならではですね。
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- Q-6≪一番まずいのは、沈黙の時間が生まれること≫
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実はこのあと、ある企業でグループでのOBOG訪問があるんですよ。
学生が自分以外に複数いるときの立ち回りを教えてほしいです。
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自分をしっかり覚えてもらうために、ね。
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そうなんですよ。(1人あたり)あまり話せる時間がないじゃないですか。
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まずは、質問したいことリストを作っておくこと。
担当の方の今まで携わった業務などが少しでも分かっているのであれば、そのことについて聞くことですかね。
会社によっては、この時間が重視されると思うので入念に準備しておくといいと思います。
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事前に準備しておく、確かにそうですね。ありがとうございます。
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私も準備に尽きるかなと思います。
あえて他の人と違うこと、突拍子もないことを質問しなくていいと思うので、本当に自分が聞きたいことを聞くのがいいと思います。
時間も限られているので、そのためには準備が重要かなと思います。
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グループ開催だったら、業務内容は絶対みんな気になるし聞くと思うし、他の人がしなさそうだけどこれ聞きたいと思う質問をいくつか考えて置くと、質問が他の人につぶされて焦ることがないかなと思います。
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僕も同じで、他の人がしないような質問をある程度用意しておくことが必要だなと思っていて、OBOG訪問で一番まずいのは沈黙の時間が生まれることです。
グループ内でもそういう感じになることってあるので、そういう時に自分が話せるとすごくいいと思います。
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グループディスカッション(GD)/面接
- Q-1≪GDは「できる人」を演じるのが正解?≫
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インターンシップではグループディスカッションがよくあると思うんですが、そういう時普段の自分とは違った「できる人」といった感じで参加してしまうことが多くて…。
例えば、普段なら1人でずっと話している人に対して「ちょっと静かにして」と正直に直接的な言葉で止めてしまうところですが、受かるためにと発言にかなり気を付けて普段の自分をあまり出さないようにしています。
こういうとき、もっと自然体でいたほうがいいのか、それとも受かるために普段の自分とは違う形で参加するのが正解なのか、悩んでいます。
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半々だと思います。
インターンシップにしても選考にしても、まず受からないと話が始まらないというのはありますよね。
だから、受かるために意識的に参加するのは間違いではないと思います。
ただ、それがあまりにも自分にとって窮屈に感じるようであれば、この環境は自分に合う社風ではないのかなと判断する要素の1つなのかもしれないですね。正直GDに関しては、就活生の立場からすると「選考を突破すること」が最も大きい目標になるので、そこは受かるためにというのを第一に考えてもいいかなと思います。
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そうですね、GDっていろんな役回りの人がいるじゃないですか。
その中で自分らしさを発揮できそうな役に回るというのは違う観点からの方法としてあると思います。
例えば、私は進行役が向いてなかったので、基本的に進行役は避けて、議論がずれたときに戻したり、人の意見を補完したりする役に回ったりしていました。自分が向いてそうな役割を早めに見つけて、一度やってみてうまく出来そうであればあとは繰り返すだけなんです。
「受かるため」と考えることは必要で大事なことだけど、もし自分らしさを出したいというのであれば、どういう役回りが自分にできるかを考えることも大事だと思います。
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本番で経験を積んで、そういった役回りへの理解や能力が身についた感じですか?
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私は部活動でのミーティングが多かったので、就活以外での経験を活かせた感じですね。そのおかげで就活では最初から、自分のスタイルを確立して参加できていたと思います。
やはり経験がものをいうと思うので、いろんなパターンのインターンシップやGDに参加したり、模擬GDのような練習でもいいので、まず経験して自分にあった役回りを見つけるといいかなと思います。
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- Q-2≪伝えたいことを伝えきるコツは?結論ファーストの使い方。≫
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僕自身、話がどうしても長くなってしまうのが課題で、面接では結論ファースト、できるだけ簡潔に伝えることを意識しています。
とはいえ、思ったように会話が続かなかったり、質問が返ってこなくて、伝えたいことが伝えきれなかったという経験が何度かあります。
面接で伝えたいこと全部話すと長くなってしまうとき、どういったことに意識していましたか?
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よく結論ファーストといいますが、私はそれ自体を意識する必要はないなと思っていて、会話重視でいいと思っています。ただ、だらだら話し過ぎてしまうと、話が頭に入ってこなくなっちゃうので、まず前提として短くするべきです。
でもSさんが言うように、聞いてくれない事とかあると嫌じゃないですか。そこで、ESや一問一答、面接の返事などでは、気になるワードをちりばめておくと、そこに食いついてくれる確率が上がると思います。言い回しとか、特別なワードとかを入れておくのが作戦としていいのかなと思います。
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例えば、Aさんの長所である「共走力」という言葉を、ESの目に入りやすいところに置いたり、自己紹介でもそういう言葉を入れておくとか?
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そう、自己紹介大事!
私は一貫して「仲間と一緒に高い目標に向かって挑戦する」という長所を伝えたかったので、面接では「一貫してそうなんですけど」と前置きを入れて常に話すことで、「さっき一貫してそうって言ってたけど、大学以外にもなにかエピソードあるの?」と切り込んでもらえて中学生時代のエピソードを追加で話しました。
「○○なんですけど」というようなちょっとした言葉をいれておくと引っかかってくれる可能性が高いかもしれないですね。
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そうですね、僕もやはりなるべく要点をまとめるということですね。
面接の練習を友達としましたが、自己紹介の時に「私の強みは、○○、△△、□□です。」と3つ言った子がいたんですね。でも3つは全然覚えられないんですよ。なので僕の中では多くても2つ、2つだったらパッと覚えやすいし、想像しやすいかな。
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あとはガクチカを話すときは、最初は割と抽象度高く伝えて、そのあとに相手がもう少し喋ってほしそうな顔をしていたら、「もう少々お話させていただいてもよろしいですか?」と確認をとって、より具体的な話をするというようにしていましたね。
これはちょっと感覚ベースで難しいかもしれないけど、相手の様子を見つつ、確認のクッションを入れながら話すとすごくいいかなと思います。
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(確認のクッションを入れることで)こっちから面接官とのやり取りを1つ増やすような感じですか?
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そうですね。
一方的にこっちが話して、向こうがひたすら用紙と向き合うみたいな形より、ガクチカは話したいことがボリュームが出やすいので、自分からより多く話せるような環境を作っていくといいと思います。
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- Q-3≪面接官の反応を掴むのは場数がものをいう?(vs無表情面接官)≫
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Aさんのお話に、「相手の様子を見て」という話がありましたよね。
表情が分かりやすい面接官だと対応しやすいと思うんですけど、表情が全然出ない方もいらっしゃいますよね。そういう人に対しても、相手の様子って見極められますか?
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そうですね、1つ回答するならやはり場数というのはありますね。
でも面接で話しているなかで、「あれ言いたかったな」と考えたときに絶対そこに紐づくエピソードがありますよね。
例えば、Bの内容を話したいと思っているとします。それに関連するAの内容について質問されている時に「もう少々詳しくお話させていただいてもよろしいですか?」と入れてBの話をすることで、自分が伝えたいことをなんとかして入れ込む工夫は当時していました。
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あーこういう面接の展開ならこうしたほうがいいかなという感覚は、場数を踏んで理解していく?
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そうですね、そこはもう経験の力になってしまうと思います。
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- Q-4≪フィードバックの内容って、どうしたら身につくの?≫
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面接練習をしてもらう機会が結構あるんですよ。
ただ、模擬面接をして、ちょっとフィードバックもらって終わりっていうのが、あまり自分の身についている気がしないんです。
多分お二人も面接練習をたくさんされたと思うんですけど、面接練習で学んだことを身につけるために何か意識したことや、実際にやっていたことはありますか。
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例えば面接練習の度に、ちょっと変えてみるとかかな。
ガクチカを話すにもいろんな話し方があるじゃないですか。ESの200字、300字でまとめ方に違いがあるように。そういうのを毎回変えてみて、自分の中でヒットする感覚や自分に合う方向をだんだん見つけていくとかね。
前回の面接フィードバックで相手の人が褒められてていいなぁと思ったら、自分も実践してみるとか、そういうことをやってました。
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その都度修正したり、変化を持たせていく?
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そうです!
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私はあまり面接練習の回数は多くないんですけど、録音していました。
あとで客観的に聴き直したりすると、自分が話しているときには気づかなかった自分の癖が絶対に見つかるので、そういうのもやってみるといいかなと思います。
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そうですよね、実は僕も録音しているんですよ。
ただ、自分の声聴くのって結構抵抗ありません?
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まぁ、たしかに(苦笑)
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それはもう、気合で乗り切る、みたいな?
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そうだね、頑張るしかない!
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意思決定/マインド
- Q-1≪「できること」と「やりたいこと」どっちを優先する?≫
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近い将来にやりたいことは自分の中にあるんですけど、この先社会人としてやりたいことがこれまでの経歴、経験に影響を受けているなとすごく感じるところがあるんです。
ここで俯瞰してみたときに、本心からその仕事に携わりたいのか、それとも経験からしてできそうだからやりたいのかが分かりにくいなと迷っています。そういった時は、どう考えられていましたか?
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できそうというか、経験から向いてそうと直感的に思っているから、やりたい。
そこはあまり私は分けて考えたことがなかったですね。
経験から「こういうことに向いている」、「こういうことに興味がある」から、本心でやりたい。私の場合は、そこは繋げて考えちゃってました。
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経験含めて本心ということですね。Aさんはどうですか。
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自分が適性があるものと、やりたいことが違っていたとして、でも本来苦手としているけど自分が興味があるところに入って、どうにか食いついていきたいという強い気持ちがあるなら、そっちをとるべきなのかなと考えます。
僕は海運は、インターンも参加して、あっているか分からないところが正直あるんですが、最初から入りたかったし海外駐在もしたかったので、入社を決めたんです。ちょっとネックだったところもあったんですけどね。
なので、すごい浅い表現になってしまうかもしれないですが、自分の直感を信じるというのもいいのかなと思います。
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たしかに、お二人の話をきいて、僕自身、そこまで打算的に人生を歩んできたわけではなくて、そのときそのときで「かっこいいな」「やりたいな」と思ったことを挑戦してきた結果の今で、後から見返すと意外とつながっていたりします。
直感で動くというのは1つの大事な考え、価値観だと思いました。
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自己分析で「どんな大人になりたいか」を考えるときに「やりたいことwant」「できることcan」「すべきことmust」という3つの視点で考えることをアドバイスしています。
まずは素直な気持ちで夢を描き、やりたいと強く望むというのがすごく重要です。それがまぁ直感であり、そこに「できる」というのが加われば、もうストライクですけど、もしできなかったとしても、「やれなければ努力する」ことが大切だと思います。
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- Q-2≪就活がうまくいかないとき、メンタルどう保ってた?≫
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いっぱい(選考で)落ちるわけですよね…
それメンタル保つの大変ですよね…。
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それで言うと、就活で頭いっぱいになりすぎない事がけっこう大事かな。
就活に振り回されてしまうと、就活でのことで一喜一憂してしまうかなと思うので。
ずっとやっていないと失敗するわけでもないので、適度に息抜きを入れたりとか、それこそ社会人訪問とかはいい息抜きになると思います。
根詰めて自分ばっかりと向き合いすぎてないで、ちょっとメンタル落ちそうだなと思ったら、同級生でも先輩でも社会人でもいいので話を聞いてもらったら結構同じ悩みをもつ人もいると思うのでメンタルを保つ一助にはなるかなと思います。
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自分は塾講師のアルバイトをしているんですが、生徒に会うことが息抜きというか、逃げ道じゃないんですけど、就活以外のことでやりがいのようなものを感じられていいなと今の話を聞いて感じますね。
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僕はジムに行って鍛えて気分転換することもありますけど、同期とか見ているとあまり友達と情報を共有していない子が就活に苦戦しているパターンがある気が個人的にしています。
お互いにメリットがあるかはわからないですけど、友達と情報を共有することがきっかけでES添削してくれる子ができるかもしれないし、人と共有するってことは自分の中のものを言語化するという意味でも重要なことなのかなと思います。
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就活という大きな人生の岐路を、一人抱え込んで孤独になることなくいろいろな人と関わりながら進む方が楽しいですね。
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- Q-3≪人と一緒に就活やる?比較しないでやる?≫
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お二人の就活への捉え方、取り組み方が、
Hさんは基本的に一人で考え、Aさんはいろんな人に関わって情報を集めながら取り組む姿勢があると思ったんですけど、僕自身は環境によく影響されやすいので、だからこそ一人じゃ動けないからいろんな意識が高い環境に身を置くようにしているんですね。お二方にとって、就活に取り組むのにベストな環境ってどんな環境だと思いますか?人と一緒に合わせるのか、そこはあまり比較しないでやるのか。
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私もゼミの子が就活について話している情報や自分と同じようなガクチカを書いている子のいいところを取り入れたり、自分以外の情報が入ってくるような環境に身を置くようにはしていました。
1つの環境だけじゃなくて、いろんな視点からいろんな意見を取り入れられる環境だけど、聞いてその1つの情報に寄ってしまうんじゃなくて、聞いた情報を補完しつつ自分なりの道を行くような環境が一番いいのかなと思います。
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環境…そうですね、あまり人と比較しないほうがいいのかなと思います。
あとは日常の中で就活をすることをサイクル化する、それが出来ちゃえばいいのかなと思います。
例えば、朝起きて就活メールどこの企業から来たのかなと確認するとか、それって習慣化するじゃないですか。それができるようになれば楽なのかなと思います。
人との比較という考え方では、自分が落ちたインターンシップに友達が受かっていたりするとプライド的にしんどいこともあるかもしれないですけど、プライドを捨ててとは言わないですが、自分の第一志望との勝負にだけ勝てばいいので、そこだけ狙ってくれたらいいのかなと思います。
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- Q-4≪周りの人と比較して疲れてしまう、、≫
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利用している就活塾ではクラス制度があり、
様々な観点からの意見をもらえるのですが、その分比較もしてしまうんです。
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就活って正解があるわけじゃないので、受験だったらいい点数をとったら勝ちですけど、就活はいろんな人がいて、いろんな生き方があって、そのどれが刺さるか、どれがその企業にあっているかという話なだけなので、あんまり比較してもいいことはないと思います。
別に比較してその人に負けていても、違うところで勝っていたら、志望の企業に入社できるかもしれない。
だからあんまり比較しすぎることなく、でもいいところは取り入れつつ、適度にラフな感じで構えてもいいのかなと思います。
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そういう環境で切磋琢磨とは言わずとも、自分の刺激になるならいいと思うし、それが自分にとってかなりヘビーなものになるのなら一切遮断して自分で就活をやる、逆にその方がいいところもあると思います。
自分でやるのも全然ありだと思うので、そこは自分の性格と相談してやるといいですし、インターンシップに参加したときに参加者と「ESだした?」とか軽い感じで情報を集めるくらいの方がいいこともあると思います。
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ポジティブな影響だけを受ける、都合のいい情報だけを受ける関係性の方がいいこともあるんですね。
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その他
- Q-1≪人事担当の人当たりの良さは幻?≫
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人事の人は見た目もよくて、人あたりもいい人が多いなという印象ですが、そこを入口として、実際は違ったな~ということはありますか?
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私は人事の方を入り口として企業への関心を高めていなかったですね。
まず人事の方と1対1で話す機会もなかったので、実際は違ったな~という経験はないですが、人事以外の社員さんがいるところに顔を出してみることは必要だと思います。
多分社員さんの人当たり、振る舞い方にも、社風が何となく出る気がしていて。
デベロッパーでの経験を例にすると、A社はすごく明るい人が多かった印象ですが、B社だと堅実にやっている印象、C社だとスマートな感じなど。その中で、なんとなく人事の方にも違いが出ているとは思いました。
人事の方だけじゃなく、いろんな社員さんを見ること、人事であってもいろんな事業の人事の方と会うことが大切だと思います。
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人事の方が説明会と実際はタイプが違うというのはよくありますね。
とはいえ、全部を見るというのはかなり難しいと思います。
説明会でいいなと思ってインターンシップに行ってみるとか、担当者の印象をもとに行動してみるというのはいいことだと思います。
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会社を多面的に見るということは大切ですね。
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- Q-2≪就活を通して身についたことは?(就活の捉え方)≫
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就活を通して、自分が一番大きく学んだことはなんですか?
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難しいですけど、あえて1つ挙げるとしたら、過去と未来を繋げて自分がどういう人かというのを考えるチカラかな。
具体的に言うと、過去の自分をいろいろ見つめ直して、自分がどういう人かを見極めて、それを踏まえて将来自分が何をしたいのかを考えることですね。
チカラって言うほどでもないかもしれないけど、こういう経験は今後も役に立ちそうだなと思いました。
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僕はまず1つは、人と接するうえでの話し方とか、ある程度マナーが身についたかなと思います。
OB・OG訪問の際に送る、担当者へのメールの仕方とか、そういうのができるようになったかな。
もう1つは、自分の性格が結構分かったと思います。
就活を通して自分は、自身のキャリアよりも、家族とか、家とか、趣味のために働けるタイプだなというのが分かりました。
ある程度給料は大切ですが、自分が苦手な業務でも何かのために働くという気持ちがあれば取り組めるタイプなんだなと自分で分かって、自分を自然と見つめ直せる期間を得られたと思いますね。
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僕もまだ就活始めて半年ほどですが、学んだことがあって、お二人が言うように1つは過去の自分を見つめて未来につなげていくということ。
もう1つは自分に足りない部分を補っていくことかなって感じています。
文章で伝える力とか、話す力、基本的な礼儀作法とか、そういう社会で活躍していくうえで必要な能力を磨いていくのが就活なんじゃないかなっていうのを、お話を聞きながら感じました。
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社会で働くということに必要なものを、まずこの就職活動の中で一人ひとりが受け取るという点で大切な時期だと思います。
それぞれに悩みや不安があると思いますが、それが社会に出るともっと大きく膨らんでしまうこともあるので、きちんとこの機会に解消していく、自分のものにしていく、そういう期間になるといいかなと思います。
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- Q-3≪内定者懇親会でも周囲への警戒は緩めない?≫
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内定後の懇親会だと選考時期より緊張もとけてくると思いますが、そういった場でのやり取りなどは今後の社会人生活に影響すると思いますか?
お二人はこういう時はまだ緊張の糸を切らさずにいたのか、それとも自然体で参加されたんでしょうか。
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それは複数内定を持っている状態ですか?入社先がまだ確定していない時点?
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そうですね、まだ入社先を確定していない時期とか。
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そういう時は僕は結構気を付けるようにしていました。
まだ一応他を考えているというのは隠しつつ、この会社ってどうなんだろうとまだ探っていくような感じですね。
それこそ、同期にはこういう子がいるんだとか。まぁ僕は社風をかなり重視していたので、フィーリングを確かめるみたいな感じでしたね。
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私は、こういう時期って社会人生活に若干片足を入れかけている状態じゃないですか。
そこで取り繕っても後でどうせ露呈すると思うので、礼儀やマナーは気を付けていました。
就活中も比較的取り繕うことなく、素の自分で選考に参加していたこともあったので、あまり変えることなく過ごしていました。
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内定者からのメッセージ
- Aさん
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まずは就職活動お疲れ様ですということですね。
今日いろいろお話してみて、「皆さんよく頑張っているな」とちょっと上から目線ですが感じました。まぁ、落ちることもたくさんあると思うんですけど、最後には自分が納得する企業を見つけられたらいいのかなと思います。
あと1つ、僕の入社の決め手になったものは、「自分のかっこいいの基準」と「会社の中での格好いいの基準」が一緒かということですね。最後はコンサル系と迷ったんですがそれらの「かっこいい」は僕の思う「かっこいい」とはだいぶ違いました。
僕の「かっこいい」はがたいのいいゴリゴリの人が一緒に働いていたり、海外駐在したりという感覚で、そういうのが僕の憧れだったので、OB・OG訪問とかで「この人かっこいい」という感覚を大切にして、入社の決め手の指標にするといいかなと思います。
参考になったら幸いです。
- Hさん
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本日はありがとうございました。
就活って受験とは違って正解がないし、その人ならではのやり方があると思います。「自分だからこそ」その企業に興味を持っていたとか、その企業から好いてもらうとか、そこは本当にマッチングだと思います。
あまり正解を考えずに自分が今までやってきたことや将来やりたいことに対して、自信をもって就活を進めたら納得する結果が得られるかなと個人的には思っています。今日すごい皆さん頑張ってるなぁ!すごいなぁ!と思ったので、これからも応援しています!
杉村館長から
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今日お話を伺った内定者の皆さんは、就職活動を通じて真剣に自分と向き合い、時に悩みながらも夢を言語化し、行動を続けた結果、納得のいく内定を手にしました。そのプロセスには、現役の就活生が学ぶべき多くのヒントが詰まっています。
企業は、一緒に未来を切り開いてくれる仲間を探しています。その仲間となるためには、自分のことを自分の言葉で自信を持って語ることが欠かせません。ここでいう「夢」とは、就職活動の結果に左右されるものではなく、譲れない大切な想いです。「どんな人でありたいのか」「何を実現したいのか」を言語化し、自分自身の本音に向き合ってください。これまでの評価や実績に縛られる必要はありません。大切なのは、あなた自身の本音に従って進むことです。
就職活動は、皆さんにとって初めての経験かもしれませんが、恐れる必要はありません。全体像を把握し、採用の本質を理解して、一歩ずつ着実に行動すれば、第一志望の企業への内定は思っていたよりも現実的に手の届くものとなります。自分が本当にやりたい仕事のために、今何をすべきかを考え、行動を起こしてください。
皆さんの未来が希望にあふれるものになることを、心より願っています。
※役職名はコンテンツ制作当時(2024年9月)のものです。
お二人はどういう就活をしてきたのか、ざっくり教えていただきたいです!